親の心子知らず。
僕が学生講師だった頃。
目の前の生徒に授業するのが、何よりの喜びだった。
今日はどんな話をしよう、どんな授業をしよう。
もちろん、大変だったけど。
目の前の生徒たちのことだけを考えてた。
それこそが、やりがいだった。
今は、立場が変わり。
親の気持ちを知る機会がたくさんある。
日々のLINEのやり取り、保護者面談、イベントでの感想。
そうすると、今まで見えなかったものが見えるようになった。
それは、、、
親の子を思う深い深い愛情。
そして、親の思う理想。
「ああなってほしい」「こうなってほしい」
当然、それは子どもにはなかなか伝わらない。
伝えようとしても、”家族”という距離が近すぎる関係ではうまく伝わらないこともある。
「親の心子知らず」とは、よく言ったものだ。
だからこそ、愛や理想を伝える「通訳者」のような存在が必要なのだと思う。
塾の先生とは、そういう存在なのだ。
「親の心子知らず」だけど
子の心親知らず、ということも言える時がある。
子どもの気持ちを親に伝えるのも「通訳者」としての役割だと言える。
教育学習塾としての役割を果たしたいと思う。