塾を辞めた生徒
あるエイメイを辞めた生徒の話。(しばらく前の話。)
その子は、中学1年生の頃からエイメイに通ってくれていた。
たくさん話をしたし、先生たちにお菓子をくれたり、塾では楽しそうに授業を受けてくれていた。
たくさん面談もした。
ただ、その子は言い訳がうまく、勝負所で本気になれなかった。
宿題や小テスト、定期テストも。
その子の性格はわかっていた。
それでも、エイメイは好きでいてくれたと思う。
しかし、3年生。
周りのみんなが受験に対して本気になっていくのを感じていたのだろう。
彼女は勉強に対して本気になるということができなかった。
親にも嘘をついて、塾の授業を休み、学校も行かなかった日もあるようだった。
そして、エイメイには来れなくなり、辞める運びになった。
完全に勉強から逃げての辞めだったと思う。
自分にもできることはたくさんあった。
もっと早くから勝負をかけておけば。。。伝えるべきことを、タイミングを逃さず伝えていれば。
あの子は、これからも嘘をついたり、大切な人を裏切る人生を送ってしまうのではないか。
後悔が残る。
悔しい、、。
生徒の人生を輝かせるのが自分たちの役割。
だから、生徒たちにも伝えたい。
「お前は誰の人生を生きているんだ。」ということ。
お節介かもしれないが、せっかくエイメイという塾を選んできてくれたのだ。人生とはなんなるか。それを伝えたい。
誰かの言いなりになったり、自分の人生なのに本気になれないのは、自分の人生を生きてるとは言わない。
僕は、勉強がすべてだなんて思わない。
しかし、
生徒には、自分の人生を自分らしく生きてほしい。強くそう思う。
だから、本気で勝負をしなければいけない。
それをためらってはいけない。僕自身が後悔しないために。
2度と繰り返したくない。そう強く心に誓う。