勉強は自分のため?
よくいうでしょ。
「勉強は将来の自分のためなんだよ。」
「勉強しないで困るのは自分だよ!」
親に、先生にたくさん言われてきただろう。
勉強は自分のためにやるものだ、と。
本当にそうだろうか。
今日、ある中3生との面談。
「塾に行かせくれている親のためにも、頑張りたい。〇〇大学に行きたい。」
そう、声を大にして宣言してくれた子がいた。
本当に立派だと思う。感動した。
この子は、平日も4時間以上勉強し、毎日勉強報告をしてる。この子の努力を僕は知っている。
この子は確かに自分の未来のために、努力してる。
しかし、家族や先生のためにと頑張っているのだ。
自分のため、自分のためと言われる勉強が、
誰かのために頑張る勉強であってもいいんじゃないか、と。
僕は思う。
むしろ、
自分のためだけに頑張ってる人は脆い。
自分の未来なんかどうでもいいって思ってしまったら、努力ができなくなってしまう。
でも、誰かのために頑張ってる人はそう簡単には折れない。
もっと頑張らなきゃって自然に思えるのではないか。
先生をやっていてもそうだ。
この子のために。あの子のためなら。
そう思うと、自然と体が動いている時がある。
どんなにしんどくても。
大人でもさ、
お金のためとか、自分のためだけに働いてる人は辛そうじゃない??
そういうもんなんだ。
勉強も同じ。
誰かのために頑張る勉強。
そういう考え方があってもいいんじゃないかな。