過去の自分を超える
点数○○点アップ!!
偏差値▲▲アップ!!
塾は、これを自分の偉業のように掲げる。
塾の中の人間として
僕もこれらの数字は、純粋な誇りであり
多方面に自慢したいと思っている。
エイメイでも、外にその自慢を発信したりしている。
でも、
でもね、
決して、その“数字”を誇ったり自慢したいわけではない。
この生徒は、数学が苦手だったけど、諦めず努力し続けて、点数を〇〇点アップさせたんです!!
あの生徒は、1.2年生の頃は勉強は全然だけど、志望校が決まってからは目の色を変えて勉強しました!その結果、偏差値を▲▲アップさせたんです!!
というの自慢をしたいのだ。
結果は、その子の今までの過程の一部でしかない。
その子が、頑張った過程、
そこまでの道のりが、何より大事だ。
昨日、とある生徒が、
過去の自分の点数がプレッシャーだと教えてくれた。
前回の定期テストで、自己最高点を叩き出し、
大幅に点数を上げた子だ。
今回も前回みたいな点数が取れるか、
不安だ、心配だ、と。
その子は、前回、
苦手な教科の今までの勉強法を見直し、僕たちからのアドバイスを素直に実践し、誰よりも努力して、その点数を取った。
その努力に何よりの価値がある。
その点数を上げたことより、
ずっと、ずっと、価値のあることだ。
それは、今回のテストでも変わらない。
前だけを見て、できる最善の努力をし続ける。
それが、過去の自分を超えるということではないかな。
僕は、その子の結果よりその過程を大事にする先生でありたい。
強くそう思う。