自分の力で考えるとは。
多くの親が、自分の子どもに、
「自分の力で考える子になってほしい」
そう、望んでいる。
しかし、その一方で
塾や学校には、
「ああして、こうして、手を尽くしてもらう」ことを望んでいる。
これは、
大きな矛盾である、と僕は思っている。
自分の力で考えるには、
当然、そういう機会を作ってあげなければならない。
勉強でいうなら、
今何を勉強すべきで、どう勉強するべきか。
それを考えさせる機会。
自分の力で考える。
一朝一夕、簡単には身につかない。
塾や学校が、ああして、こうしてと手を尽くすことで、自分で考える機会を、奪ってしまうのだ。
しかし、即効性がある結果を求められる「塾」というのは、そのニーズに応えるために、
あの手、この手の生徒の点数を引き上げるために尽力する。
そして、何より大切な「自分の力で考える」機会を奪っていく。
これは、塾屋としての大きな罪である。
今回のエイメイ鶴瀬の新しい取り組みは、その矛盾を取っ払うための取り組みでもあるのだ。
常に、生徒のことを考えて、1番いいものを提供する。
それが、塾としての務めである。