ペンを置いた時点で負け
どんなに解けなくても、
わからなくても、
テストでペンを置いた時点で
その瞬間負けだ。
テストでペンを置くという行為は、
野球で言うなら、
バットを持たず、バッターボックスに立つ行為だ。
凄腕の投手相手には、
バットを振っても、当たらないかもしれない。
バットを振る隙さえ与えてくれないかもしれない。
しかし、バットを持っていかなきゃ、話にならない。
昨日のテストを見ていて、
少し捻った問題を時間めいいっぱい使って考え、終了時刻ぎりぎりに解法がひらめき、見事正解した生徒がいた。
その子のめちゃくちゃ嬉しそうな表情とガッツポーズが頭に残っている。
また、基礎の定着がまだまだな生徒がいる。その子にとっては昨日のテストは、かなり難しいテストだ。
それでも最後の最後までペンを持って考え、必死に問題と向き合っていた。
テスト結果は良くないけど、その姿勢になりよりの価値がある。
テストの時の姿勢を見ていると、その子が今後伸びていくかどうかというのがわかるものだ。
すぐに解けない問題や自分の実力以上の問題には向き合おうとせず、ペンを置くような人は自分の可能性を放棄してしまっていると、僕は思う。
もちろん、テストが全て終わってしまって、ペンを置くのはあるだろうけど、最後の最後まで見直しはしてほしいよね。
日頃から時間いっぱいまで、見直しをする習慣がない人は、本番もできないと思うから。それも、鍛錬だから。
だから、わかりやすく、僕は
「テストでペンを置いた人はその時点で負け」これを言い続けたいと思う。