聞いてるふり。
授業しているとさ。
教室にいる、すべての生徒の顔が見える。
だから、
下を向いてたり、手いじりしてたり、
話を聞けてないとわかる人に、
すぐさま声をかけられる。
「前を見て、聞きなさい」とね。
問題はね。
話を“聞いてるふり”をしてる人がいること。
聞いてるふりをしている生徒。
一見、わからないよ。
だって、
前を見て話を聞き、先生がホワイトボードに書いたことはしっかり書いてるんだから。
真面目にね。
でも。ダメなんだ。
その子は、頭を使って、疑問を持って、
解決しようとしてない。
だからその先生の解説は
ただ右から左に流れていく音楽に過ぎないのだ。
歌詞の意味を考えないで、
口ずさんでいる状態に近いかもしれない。
ちゃんと聞いてる?って問いかけても
はい!ってその子は答えるよ。
だって、
確かにちゃんと聞いてるんだもん。
だから、先生はさ
生徒が本当に“頭”を使ってるか。
それをよく見なきゃいけないね。
僕は見るよ。
笑
その生徒が、
どこまで真剣に話を聞き、
どれだけ頭を使って、
どこまで理解できているか。
それを問題を解説しながら、
僕は見てるよ。