理想を追求する力
ファーストリテイリングの柳井正社長の
「経営者になるためのノート」という本の中で、
経営者に必要な四つの力の一つとして、
”理想を追求する力”というのが挙げられています。
これは一見、そう難しくないことのように感じるかもしれません。
夢を追い続けること。
理想を持ち、それを追い続けること。
それは、想像以上に大変だ。
なぜか。
それは、人の掲げる理想と人の現実とは大抵、甚だかけ離れている。
その差を直視すること、
その差を埋めようと地道に努力することは、つらい。
逃げたくなる。
でも、本当に成功をつかみ取る人というのは、
その理想に向かって、一つずつ課題を設定し、一歩ずつ前に進み、
理想に近づこうと努力できる人だ。
自分の中の使命感を持って、その理想を追求できることが
経営者の条件だ、と柳井さんは言っている。
しかし、果たして経営者だけの条件だろうか。
これは受験生に必要な力ではないだろうか。
自分の理想の志望校や偏差値に向かって努力すること。
自分の課題を把握して、やるべきことを一つずつクリアすること。
その力が受験生には必要だ。
過去にこんな記事も書いていました。
3か月前の記事で言っていることも、本質的には一緒のこと。
その理想を諦めた時点で、人としての成長は止まってしまう。
高校にいっても、そんな理想を追い続けてほしい。
その力を育むのが僕の役割だ。
今の受験生はもちろん、今の2年生にも伝えていること。