“難しそう”という壁
テストや模試などを解く際に、"難しそう"という壁がある。
実際には、解く前の段階。
問題を見た瞬間。
見て、10秒間ぐらいにその壁はやってくる。
勉強ができる、できないは、
この壁の高さにあると僕は思っている。
勉強ができる子は、
この難しそうと思う心理的なハードルが低い。
それは勉強ができればできるほど低くなる、
「これは解けそう。」「解ける!」と多くの問題で挑むことができるのである。
でも、勉強ができない子ほどこの壁が高い。
単純な問題なら、解ける!と思えても
問題文が長かったり、少し複雑そうになるだけで
「難しそう」思うのである。
そして、この存在がなぜ大事かと言うと
一度難しそうと思った問題は、後から「解ける」と思うのが難しいものなのだ。
誰しもが誰かに説明されば
「なんだ簡単じゃん」と思った経験がある人も多いだろう。
一種の諦めに近い。思い込みとはそれほど強力なのだ。
テストでちょっと時間かかかりそうだから、一通り解き終わったら、解こうというのも、戦力的には悪くないかもしれないが、時間という制約がある試験では裏目に出ることも多い。
とにかく「難しそう」という心理的な壁をどれだけ低くできるかが大事なのだ。
そして、この壁は鍛錬で低くできるもの。
たくさん問題をとくなかで、いろいろな種類の問題を解く中で、「一度解いたことがある。」「見たことがある」という経験はテストや試験で大きく効力を発揮するんだ。
難しそうと思わない思考。思わないようにする鍛錬。
どちらも大事になってくるよ。