EIMEI-TOP代表 徒然なる横山

【夢見る塾講師】埼玉県富士見市・ふじみ野市EIMEI-TOP塾長・エイメイ学院鶴瀬校舎数学担当のなんでもブログ

不合格だった生徒へ

今、君はきっと絶望に打ちひしがれていると思う。

 

君が受験というものに必死になった分だけ、その気持ちを強くなる。

 

僕もそうだった。

 

大学受験、センター試験(現 共通テスト)で失敗した僕は第一志望にしてた大学を受験することさえ許されず、第何志望かわからないような大学を受け、現役で進学した。

 

センター試験はテストが終わったらすぐさま自己採点して、出願する学校を決めねばならなかった。

 

自己採点をし終え僕の中は、絶望と恐怖で包まれた。

 

センターの次の日は、ああだった、こうだったと盛り上がるクラスの中、友達とも一言も話さず、担任に出願する大学だけ伝えたのを思い出す。

 

あの感情は不合格になった人にしかわからないだろうな。

 

必死にやってきたものが崩れ去る、あの感覚は。

 

今の君の気持ちがわかるからこそ、

今はその絶望をゆっくり噛み締めなさい。

 

泣きたければ、泣けばいい。

 

 

 

その後に、一つ質問させて欲しい。

「この受験、納得いく結果になったか」と。

 

不合格だから、当然満足いく結果にはなってない。

 

でも、やれるだけのことをして、自分の全力を尽くした結果なら“納得”はできるはずだ。

 

「やれるだけことをしてダメだったなら、仕方ない」と。

 

納得いく結果なら、縁がなかったと割り切るしかない。次、何かに挑戦する機会で満足いく結果にできるようにしような。

 

もっとああしておけばよかった、こうしておけばよかったと後悔が残っている“納得”ができない結果なら、まだまだだったな。

 

この受験が、最低でも、どんな結果であれ自分が納得できる努力はしようと、教訓になることを祈る。

 

最後に、絶対に忘れて欲しくないことがある。

 

それは、この不合格という結果が君自身の努力や人生を否定するものでは決してないということ。

 

今まで築き上げてきた教材や解いた問題の数々。

誘惑を我慢して勉強した時間。

勉強で通じた仲間、先生、家族の支え。

 

受験に費やしてきたすべての経験が君の中で今も生きている。

 

それはこれからの人生の糧になるものだ。

 

大学受験で失敗した僕は、縁で塾講師を始め、こうやって僕の経験を伝えることができている。もし第一志望の大学に行ってたら、それはきっと叶わなかったと思う。

 

人間、万事塞翁が馬

なのだ。

 

長い人生では楽しい事や嬉しい事もあれば、辛い事や悲しい事もあるけれども、何が幸福で何が不幸かはすぐに決まるものではない。

 

この不合格が君らの人生を照らす道しるべなるように。

 

今すぐにとは言わない。

 

少しずつ、少しずつ。

 

また、目標をもって、前を向いて、君が君らしく頑張れることを、僕も祈ってる。

計算は速ければ速いほどいい。

中学生なら、

正負の四則計算、文字式の乗除、連立など。

 

 

ここらへんは、複雑にしようと思えば、いくらでも複雑にできる計算問題で、私立の上位校でも出題される。

 

 

どんなに複雑であっても、正確に計算できるというのは、ある程度のレベルになれば、当たり前のことになる。

 

 

時間をかければ、まぁ解けるよね、ってなる。

 

 

けど、本番の入試では制限時間もあるし、他の大問にも時間がかかるから、最初の計算問題に余計な時間をかけてはいられない。

 

 

また、最初の大問だけでなく、

文章題の式を立ててからの計算や

図形の辺や角を求めるなど、

 

 

数学は、入試やてすとにおいては、高い処理能力はあると相当有利。

 

 

だから、正確に解けることは前提として、

計算は速ければ速いほどいいのだ。

 

 

この計算の処理能力は、

一朝一夕で身につけられるテクニック系なものもあるが、

 

 

その大半は、圧倒的な問題数をこなす中で身につけられる経験が大事になってくる。

 

 

小学生から、塾や家庭でそういう訓練をしてきた子とそうでない子では、やはり大きな差があると感じる。

 

 

 

小学部で10月から計算トレーニングをご家庭の協力のもと進めてはや1ヶ月半。

 

 

 

目先の成績という観点ではなく、

先々のためということを意識しておこう。

格に合う勉強を。

合格とは。

 

 

 

「格に合う」と書く。

 

 

 

 

入試は、自分が受験校を選ぶから、

まるで自分に選択権があるように思えるが

 

 

 

偏差値が足りなければ、

 

その学校が求める人物像に当てはまらなければ、

 

 

つまり、

「格に合っていなければ」合格はできない。

 

 

 

受験生は、

受験校を選ぶ立場であると同時に

受験校に選ばれる立場である、ということ。

 

 

これに気づくのは、早ければ早いほど良い。

 

 

 

ただ目の前の勉強をこなしているだけでなく、

 

 

 

その学校の「格」に合う勉強ができてるか。

「格」に合うために何が必要か

この一問は解けるべきか、解けなくても良いか

さいたるは、何分で解けるべきか。

 

 

その学校に入ったあと求められることは何か、なにをできなければいけないか。

 

 

 

埼玉県立入試まで100日をきった。

 

 

 

そんなことを意識すべし。

 

継続できないと何にもならない

やらなきゃいけないことがある中で、

 

 

何かを継続できない子って成績が伸びないんだよね。

 

 

勉強報告、タイムラプス、スマホの使用時間を送るとか

 

 

いろんな仕組みを考えてきたけど、

それが一日、二日やって、終了。

 

 

続かない子は今伸び悩んでる今週。

 

 

今からでできることはあるから、

何かを継続させようね。

埼玉私立入試の闇

埼玉県の私立入試は、全国でみてもありえない入試体制になっている。

それは、《入試を受ける前に合否が決まっている》ということだ。

 

このシステムに関して、知らない人も多いと思うので、埼玉県の私立入試のシステムを解説したいと思う。

 

〇内申・北辰偏差値を取れたら合格

埼玉県内の一部の難関校を除いた私立高校が基準を夏頃に発表する。

 

その基準を満たせたら、高校の先生から“お約束”(=確約)がもらえる。

 

その、お約束がもらえれば1月の試験を形式的には受けるが、落ちることは、ほぼない。

 

親や生徒にとっては、安心して受験でき、私立高校側も事前に生徒の確保ができる。

 

これほど、Win-Winなシステムは他にないように見える。

 

しかし、これこそが、埼玉県の闇なのだ。

この闇をちゃんと理解しておかなければなるまい。

 

○入試を受ける前に合否が決まっている事実

私立を第1志望にする単願者は、そのお約束が貰えてしまえば事実上の合格。私立入試までノー勉でも高校に入学できるだろう。

 

それが子どもたちに与える影響ははかりしれない。

 

私立高校には、公立高校に不合格になった併願受験していた子たちも入ってくる。

3月近くまでがつがつ勉強してきた人と数カ月本気で勉強していない人が高校で同じ土俵で勉強していく。差がつかないはずがない。

 

高校でも結果を出せる人は入試まで全力で頑張り、入学が決まったあとも勉強を継続できる人に他ならない。

 

私立単願の子はそのことを強烈に意識していないと、勉強でずっと遅れをとる高校生活になるだろう。

 

〇「私立の対策をするのが塾ですよね??」

とある他県の塾の先生から言われたヒトコトが強烈に印象に残っている。

 

埼玉県の私立高校は、北辰テストの偏差値と内申点で合否が決まるが故に、埼玉県のほとんどの塾が北辰テスト対策や定期テスト対策に力をいれるが、本番の私立入試の対策はほとんどしない。

 

たかが模試がここまで重要視されてる県は本当に異例中の異例。

 

他県ではそれが当たり前ではない。

私立高校の特徴や入試傾向を対策する。では、それの何が問題か。

 

私立・公立かかわらず様々なバリエーションへの入試をしっかり対策した他県の子と北辰の対策や公立の対策しかしない埼玉の子が、大学受験は同じ土俵で戦わなければならないからだ。

 

〇北辰テストで偏差値を取る力 = 埼玉公立入試で戦える力 ≠ “本当”の実力

現役進学

国公立

 

 

川越南

8人

 

 

伊豆中央

25人

 

 

 

 

 

 

現役進学

東大合格者数

 

 

浦和

25人

 

 

日比谷

49人

 

 

北辰テストは、北辰図書という一般会社が埼玉県の公立入試の問題を研究して作っている模試である。北辰テストを対策することは、そのまま公立入試対策をしているのとほぼ同義にあたる。

 

公立入試の対策をできることは、公立高校志願者にとっては、うれしいことである。しかし、同じようなパターンの問題(=公立入試レベル)ばかり対策しているせいで、進学した後の基礎学力に差がついてしまっていると僕は感じている。

 

試しに、確約制度がない静岡県での偏差値62の伊豆中央高校と埼玉県の偏差値62の川越南高校の進学実績を比較してみた。

 

合わせて、埼玉県立No.1の浦和高校と東京都立のNo.1日比谷高校の東大現役進学者数を比較ものせてみた。埼玉県は、他県と比べていかに結果を出せない県ということがお分かりいただけるだろう。

 

これは決して公立に限った話ではない。この諸悪の根源としてあるのが「確約制度」だと、僕は考えている。

 

〇上には上がある。限界を決めてはならない。

かといって、埼玉に住んでいる以上、この確約制度を利用しない手はない。だから、仕組みは利用したうえで、限界を決めずに、チャレンジする姿勢を忘れてはならない。

 

ぶっちゃけ北辰偏差値60も、70でさえも実はたいしたことはない(笑)

 

北辰テストの過去問ばっかり解いても実力はつかない、だから、上位の生徒には難関私立と呼ばれる高校の問題も含む私立高校の問題をバンバン提示していくことにしている。

今ある環境が当たり前か

一昨日、日曜日。

 

 

当初の予定では、塾は開けない予定でした。

 

 

(今の校舎の状況的に、先生が在中しない自習室の環境はできていないので、先生がいないといけません。いずれはそれを作れたらいいのですが。)

 

 

(中学生の無人自習室ができる塾は、その意識づけ、環境づくり、本当に尊敬します。)

 

 

それでも、テスト前の本中生がいることもあって、厚意で開けることにしたんですよね。

 

 

そしたら、本中生が以外にも、3年生は半分くらい来て、1.2年生もちらほら。

 

 

日曜の強制で呼ばれてない昼間に勉強しに、来れる子たち。間違いなく成績が上がる生徒でしょうね。

 

 

そんなこんなで、

いた生徒に最後にこんなことを伝えました。

 

「帰りに他の塾を見て通るといい、おそらくこの地域で、開いてる塾はここだけだから。

 

日曜日だから、開いてないのが普通なんだけどね。

 

でも、エイメイ生にとっては、開いてるのが普通、当たり前。

 

けど、日曜日中の時間に、質問もできて、勉強できる環境があるのは当たり前じゃない。

 

感謝しろということを言いたいのではなく、

 

当たり前を当たり前と思わない、そんな心意気が大切なんじゃないかな。」

 

そしたら、その夜こんなLINEが生徒から。

 

 

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こんなこと言ってくれるなら、

いつだって自習室開けたくなっちゃうよね。笑

 

 

 

 

うん、今日も頑張ろう。