「高い山は…」
黒澤明がかつてこんな言葉を残した。
「高い山は、それを見る者が高い所へ登れば登るほど、高く見える」
これは僕が受験生だったときも、今の受験生を見ていても、深く共感できる言葉だ。
高い志望校、他人には無理だと言われた第1志望。
そこに向かって日々努力してるいる人は、毎日のように考える。
「僕は、私は、はたしてこれで受かるのだろうか。
ここからどんなに頑張ってもたどりつけないんじゃないか、」と。
志望校を目指して、合格に向かって努力すればするほど、その志望校が高く感じるものなのだ。
努力していればしっかり頂上に近づいているはずなのに、より遠く感じる。。。
そういうものなのだ。
だから、逆に言えば「もう無理かも」と思ったと感じた人こそ、成長している証なのかも知れないよ。
そして、改めて高い山を登る覚悟を持ち、突き進む努力が必要だ。
高い、高い山。それを登った先に何があるか。
その頂の景色を自分の目で見てほしいんだ。
そうやって登った先に何があるか。
Mr.Childrenの「終わりなき旅」という歌の中でこんな歌詞がある。
「高ければ高い壁の方が 登った時、気持ちいいもんな」
小さい山を登っても、達成感や喜びを感じることなんてない。
高いと感じた山、もう無理だと思って諦めそうになった山を登ってこそ、深い喜びを感じれるのだろう。
頑張れ、受験生