あの日の思い出。
流行に乗ってブログ開設。
名も無き塾講師の独り言です。かるーくお読みください。(笑)
ーーーーーーーー
「ひきこもりの理解とかかわり方」という講演録を読んだ。
その中のこの一節
「中2は人生の厄年です」
この言葉を読んで、ふと自分の中2の過去を思い出した。
どろどろの学校の人間関係、いじめ、それから派生した親子関係の崩れ。
学校の先生はわかってくれない、同級生からは煙たがられる、学校に行きたくない。
今でも思い出しただけで気分が沈む。
まさに人生最大の《厄年》だったように思う。
その時自分を救ってくれたのは、
どんな時でも明るく授業をしてくれた、当時通っていた塾の先生であり、
その時の自分の唯一といってもいい心の支えだったのが、その塾だった。
そして人生の厄年から4年後、
当時崩れかけた親子関係を支えてくれたのが塾長であったことを知った。
中2の時担当ではなかった自分の母親と何度も面談をし、
自分をどう更生させるか母親を導いていた。
その事細かい母親が記したメモを、たまたま見てしまったのが高2だった。
そのメモを見て涙が出たことを今でも忘れない。
そしてその時「この塾の先生になりたい」と心の底から思った。
それから2年後、自分は塾講師といしての道を歩み始めた。
ーーーーーーーー
自分も一歩間違えれば、ひきこもりや不登校になっていてもおかしくなかった。
それでも、第3者の適切なアプローチによって、それを免れた。
「中2は人生の厄年です。」
当時の自分もそうだったように、
今の自分の生徒たちも、多かれ少なかれきっと同じような体験をしている。
自分も適切な方法で導いていけるように生徒たちとかかわっていきたい。
あの時、先生たちがしてくれたように
そんなことを考えて一気にこの本を読んでしまった。
あの時の気持ちを忘れずに心に残しておこう。