友を失わぬように
私立高校入試の合格発表が出始めている。
私立単願の生徒は、ここでひとまず高校入試がひと段落する。
よって、学校のクラスや塾でも、
進学先が既に決まっている人と決まってない人とで分かれることになる。
高校3年生になると、その時期はもっと早く、秋頃から、進路先が決まる人が出始める。
進路が決定している人としてない人。
ここでの気持ちの差、行動の差、熱量の差。
これは、大人がどんな工夫をしようが、拭いきれない。
必然であり、仕方のないことだ。
だからこそ、自分の言動には、いつも以上に気をつけなければならない。
入試が終わってない子が、終わっている子に対して
「お前はいいよなー」「楽してるよな」とか言われれば、
言われた方はカチンと来る。
逆に、寝る時間を惜しんで、学校の休み時間とかも勉強しているような子がいるのに、進路が決まっている子がその隣で遊ぶ話とか、ワイワイしていたら、気も散るし、気分が悪くなるのも当然と言える。
何が言いたいかというと、
軽はずみな言動が、一生の友を失うようなことにもなりかねないということだ。
ましては、卒業間近のこの時期の人間関係のいざこざは、修復が難しく、後味も悪い。
気持ちも取り乱し、入試を控えてる人には合否にも関わってくる。
だから、仲のいい・悪いは関係なく、
進路が決まっている子は、決まってない子に配慮するべきだし、
決まってない子は、決まってる子に気を使うべきだ。
誰が聞いてるかもわからないのに、軽はずみな言動が、人を傷つけることになる。
それが、仲のいい友達なら尚更だ。
お互いを応援する気持ちを持たなければ、いけないよ。
高校生でも、中学生でも。
人として大事なことだと、僕は思う。