1位にこだわる意義。
ある程度、力がある子であれば、学年トップ10に入ることは、さほど苦ではない。
一度力をつけれけば、8割程度の力で学年トップをはれるようになる。
勉強の量や質は、効率化されていくから。今ある力の7割から8割を出せば、450点オーバーできるようになる段階になるのだ。
そして、5教科450点と500点の間は、成績に大した差は出ない。余程のことがない限り、通知表でも5教科オール5をもらえるだろう。
こういうレベルの子たちは、大きく分けて2つのタイプに分かれる。
①8割の力を出して、余力を残して、そこそこの高得点を淡々と取ってくる生徒
②残りの2割も全て出し切り、全力で努力して、こだわって高得点を取ってくる生徒
断っておくが、①と②は結果・成績として大した差はない。①の子が②の子より高得点を取ることもある。
でも、この2割の余力をどう使うかはとても大事だと思っている。
確かに、合理的に考えれば、2割の余力を残して、そこそこの結果を出すのは悪くない、むしろ素晴らしいことだと思う。
しかし、その2割を使い切り、全力でやる経験は大人になった時、プラスになる経験だと思うのだ。
他人から見れば、一見意味のない、無駄のように思える行動かもしれない。本人は、余力を残すことが怖いと思っているかも知れない。
でも、その子達の中ではしっかりと価値を見出しているんだ。感性に近い部分かも知れない。
大人になってもそう。そこそこの努力でそこそこの結果を出せる人はいる。すごい合理的な人。
けど、、、ね。
全力で上を目指したり、目標を達成するために頑張ることはとっっっても大切なことだと思うんだよ。
学年1位を目指すことには、そんな意義があると思うんだ。
一見意味のないようなことにも、自分ありの意味を見出し、ひたむきに努力することの大切さを僕なりに伝えていこう。